器づくり
以前のBLOGで、コロナ禍に『LOVE TREE』が生まれた話しを書いた。
実は、コロナ禍にもう一つ出会いがあった。
それは、「器」を起点にしたさまざまなご縁。
このご縁はとても不思議なもので、とあるご夫婦とのご縁から、すごいスピードで沢山の人と出会わせてくれ、うつわ作りについても色々勉強させてもらった。その中には、日本各地で個展をされている作家さんも。実際に工房を訪問しお話しさせてもらったり。
そんな中、作家さんの世界に少しでも近づいて話ができるよう、自分で体験してみたいという思いが強くなり、陶芸教室へ。
陶芸体験は通常、ろくろと、ろくろを使用しない手びねり、の2種類がある。今回作りたいお皿の形から(円形である程度の大きさがある)、ろくろを選んだ。
形。
陶芸で作る器は、ぼてっとして重たいイメージがある。でも、自分はその逆を作りたかったから、それ以上はXと言われるまで薄く作らせてもらった。ある程度の厚みが必要な理由は、1200度くらいの釜で焼く際に、割れる可能性があるとのこと。そして、焼くと3割くらい縮むので、それを考慮して作らなければならなかったけど、これを想像するのは意外と難しかった。
色。
これは相当悩んだ。と言うのも、色んな色が置いてあるこの陶芸教室では、筆で絵を描けるので、皆カラフルな模様を入れていた。でも自分は、シュッとしたシックな器を作りたかった。結果選んだのが、釉薬に漬ける時間での色調整。
そして、3週間後に出来上がったのが、現在大活躍中のこの3種の器たち。
体験を通して感じたこと。
陶芸は、時間・集中力・センス・バランス・膨大なコストが必須。これをずっとやり続けている作家さんって本当に凄い。これからも、これまでに集めた器に思いを馳せながら大切に使っていこう。そして、これからも色々な作家さんの素敵な器と出会い、応援していきたい❤︎